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GROWLYの新たな使い方

以前のブログで結婚式の2次会の様子を紹介したことがありますが、最近ではさらに使い方の幅が広がりを見せています。今日はその一例を紹介したいと思います!
 
4月には初の試みとなる演劇の舞台を行いました。
 
GROWLY TVのMCとしてお馴染み山本大樹(イッパイアンテナ)プロデュース「10階建てのラブソング」は2日間3公演行われ、どの回も満員の盛況ぶり。ほぼ2人芝居+1人というスタイルでしたが、ものすごく見ごたえのある舞台でした!中には2回見る方も。
普段ライブハウスに遊びに来るようなお客さんにも演劇の存在を知ってもらえたのではないでしょうか。
 
そして直近の5月18日には映像家族yuccaによる映画上映会“新人類映画祭vol.2”が行われました!
 
 
前回は1階フロアのみでの上映会だったのですが、今回は規模を拡大して1階と2階で同時上映を行い、多くの方にご来場していただきました。
 
1階フロアではイスを並べて、ライブハウスの音響を使用した爆音で迫力のある上映スペースを作り上げ、
 
2階は床にござを敷いたラフなスタイルに。2階フロアではyuccaスタッフによる軽食販売やフリーマーケットも行われ、フェスさながらの雰囲気を楽しむことができました。
 
 
そしてトリはこの日完成した映像家族yuccaの最新作『蒼き天狗の夜に。』でした。
舞台挨拶が始まると普段のライブハウスではないような感覚に…

 
yucca初のアクション作品。叡山電鉄を使用した迫力のアクションシーンなど見どころ満載で見ている人すべてが釘付けに。ロケ地はオール京都、実はGROWLYも出てきます。普段の映画館とは違った爆音での上映は圧巻の一言でした。
 
この日見ることができなかった方は7月20日より元立誠小学校特設シアター他各地で上映される予定なのでぜひそちらでご覧ください!詳しくはyuccaのHPでご確認ください。
 
このように1階のみならず、2階や3階にある公○食堂まで巻き込んだイベントが最近では多くなってきています。ライブハウスでライブをするのは当たり前なのですが、GROWLYでは音楽のみならず様々な文化を取り入れていこうと動いております。
フラットなフロアは多種多様なイベントに柔軟に対応できますので、気になる方は是非一度お越しになってその目で確かめてみてください!

2012.8.4(土)   LABRET presents“DETERMINATION”-EVERLAST TOUR First Day-

2012.8.4(土)  
LABRET presents“DETERMINATION”-EVERLAST TOUR First Day-  
出演 : LABRET / SPREAD / bacho / KARIBU NO KAIZOKU
『原点回帰するための最初の第一歩』
 
 
 初心に戻りたい。そんな気持ちから作られたライブハウス限定無料配布CD『EVERLAST E.P』。3曲入り0円という破格とも言える料金設定の裏には、生の音を通じて繋がりたいというLABRETの想いが強く表れている。今回のイベントではそんな音楽を通して繋がった仲間たちがこの日GROWLYに集結した。
 
 同日大阪では大規模な花火大会があったにも関わらず、この日の会場には多くの観客が足を運んでくれた。シークレットバンドのKARIBU NO KAIZOKUからライブが始まり、SPREAD、bachoがツアー初日を祝福するようなライブを披露。そしてお待ちかね、LABRETの登場だ!1曲目”Retrograde”から、会場のボルテージは急上昇し、激しいモッシュが巻き起こる!「EVERLAST E.P。この中に入っている3曲はみんなで一緒にライブハウスで作っていきたい曲です。」そう言って弾きだしたのは”Airony”。それまで終始笑顔を絶やさなかったメンバーも真剣な表情で想いを込めて演奏し、それに合わせてオーディエンスも思い思いに身体を動かす姿が印象的だった。
 
 ライブ中『EVERLAST E.P』について多く語ることはなかった。それはホームページ上でありったけの想いを掲載し、また音で気持ちを伝えたいという想いが強くあったからだと思う。各楽曲を演奏し終わった後のやりきった表情から、今日のライブをどれだけ楽しんでいるかがひしひしと伝わってきた。
 
 終盤に差し掛かると”Middle Note”、”Everlast”、”Living”と新旧織り交ぜた曲が演奏され、ヒートアップした会場に拍車をかける!「今日はみんなに出会えてよかった」そう言って最後に”Nostalgia”演奏し、ライブを締めくくった。アンコールでは、「0円でCDおいてるし、今日来てる人にほんま持って帰って欲しいと思う。遠慮することはないんだよ(笑)」と『EVERLASTE.P』への想いをちらりと見せながら全3曲を演奏。それでも鳴り止まないアンコールに対し、持てる力の全てを最後1曲”You just wait!!”に捧げ、ライブは終了した。
 
 今回新しく自主レーベルを立ち上げ、また原点に戻った方法で自主企画を行なったLABRET。そこには『EVERLASTE.P』を通して、彼らのCD一枚に対する情熱と、そのアナログな手段でどこまで伝えていけるか、といった挑戦も含めた気持ちが感じられた。最後にオーディエンスに胴上げされたVo,Ba10-9(トク) の表情はとても幸せそうで、思わず頬が緩んだ。半年以上もある長いツアーの中で、それぞれの楽曲がどのように表情を変えていくのか、今から楽しみで仕方ない。(Text:鎌田育美) 

結婚式の2次会

今月19日でオープンして半年を迎えたGROWLY。
この前15日に初の結婚式の2次会が行われました!



この日は机とイスを設置した着席スタイル。約50席用意できます。


料理は公○食堂から出します。
結婚式の2次会ということで、いつもとは一味違ったメニューです。


公○食堂らしいがっつり系のご飯も出ます。

ステージでビンゴ大会をしたり…

もちろんライブもできます!


もともとバンドをやっていたご夫婦で、ドレスとタキシードでステージ上で演奏される場面も。


この日はスタッフも全員スーツを着用して、普段とは全く違うGROWLYでした。
 
 
結婚式の2次会は1FのGROWLYでも、3Fの公○食堂でも行えます。
大人数の時はGROWLYを、アットホームな2次会にしたい場合は公○食堂で。
結婚式の2次会のプランは今後HP内に掲載するのでぜひチェックしてください!
 
10月には映像家族yuccaの爆音映像上映会があったり、GROWLYではライブ以外の営業もしております。使い方はあなた次第です!程よいキャパときれいなフロアを最大限にご利用下さい。問い合わせは随時受け付けております。お気軽にどうぞ!(GROWLY:075-366-6369)

2013.02.13(Wed) Mr.JiNGLES "MAGIC TUNES tour"

 2月のなんでもない平日にこれだけの人が集まるとは、そう思えたMr.JiNGLESの1st Short Albumツアー『MAGIC TUNES TOUR』。遠征して見に来てくれる人たちの為に関西でも特別なことをやりたいといった気持ちから、拠点にしている関東から離れて大阪にて初日を迎えた今回のツアー。そんな序盤の5本目を同じく関西であるここ京都にて開催し、会場を瞬く間に遊び場に仕立てた。
 
 どのバンドもレコ発であるMr.JiNGLESを祝すようなライブを披露した。各バンドが自分たちの信じるスタイルを貫き演奏する姿は、みな一生懸命で揺ぎがなかった。
 
 その中でもとびっきり輝いていたのは、大阪出身のNOAとトリを飾ったMr.JiNGLESだ!NOAは持ち前の哀愁漂う声に2ビートの勢い溢れるメロディックな音楽で、グイグイと攻め込んでくる。GtのアキとBaのポッキーが交互にヴォーカルを努め、”静”と”動”を見事に使い分けながら、重みのあるサウンドで会場全体を覆う。そんな彼らの奏でるメロディは個々の音がはっきり主張しつつも、上手に絡み合っているためにすんなりと耳に入ってくる。その心地よさと彼らの放つ力強いエネルギーに圧倒された。
 
 そして、新譜を引っさげて登場したMr.JiNGLES。バンド名の頭文字"M”と彼らの名前の頭文字から名付けられた楽曲”Princess Miry”からスタートし、フロアの温度を一気に上昇させた。メルヘンパンクバンドと称される彼らの音楽は、音を耳にした瞬間ついニヤけてしまうようなワクワクするポップな楽曲が多く、どの曲もキラキラと輝いており、疾走感溢れるメロディにハイトーンヴォイスが綺麗に重なり合う。一曲一曲に感情を込めて歌うVo&Baのレイジの声に呼応するように、フロアではモッシュが起こり、スカダンスが始まり、ダイバーが現れたりと、多種多様に変化していく。中盤では、彼らの楽曲のキラーチェーンである"BLESS YOU"によって更なる盛り上がりを見せる。その勢いのまま終盤まで突っ走り、本編最後は風に舞うように"Lily Sprite"を歌い、その優しいメロディで会場を包み込んだ。
 
 アンコールでは笑顔でステージに舞い戻ってきてから、初期の楽曲“Darlin' Darlin'”を披露して、オーディエンスの心により火をつける。「また遊びにくるから、お互いちょっとずつかっこいい人間になって、また会おうぜ」そう言い残し、ダブルアンコールでバンドを始めた当初からの想いの詰まった"Everything"にて締めくくった。
 
 ひとつのツアーの中で、またひとつのライブが終わった。3月まで続くツアーの中で、ここ京都でのライブはその通過点に過ぎない。なぜならこのツアー自体そのものが彼らの成長の通過点に過ぎないからである。そうした数々のライブの最後にいつも掲げるピースサイン。あの全力の笑顔と共に掲げられたピースサインをきっとこの先も忘れることは出来ない。また、いつの日かここに戻ってきた時に、かっこよくなったMr.JiNGLESとあの幸せなピースサインが見られる日を願って止まない。
 
(文:鎌田育美) 

2013.01.14(Mon) MIYAKOTRON

20歳になった青年を祝う成人の日。10代だった若者が大人の仲間入りを果たすそんな日に、遊び心を忘れない大人たちが音と映像と照明を巧みに使い、見ても聴いても楽しめる愉快なイベント「MIYAKOTRON」をGROWLYにて開催された。
 
 この日は非常に個性の強いアーティストばかりが集結した。幻想的な空間へと連れて行かれたかと思えば、リアルを描きながら和やかな笑いのある空間へ変化していたりと、転換ごとに会場は様々な形へ姿を変えた。
 
 トップバッターのthe poはシンセサイザーとバンドの音を見事に融合させ、軽快なリズムに勢いを付けたメロディーで会場に活気を与えた。メンバー同士が互いに顔を見合い、息を合わせることによってそれぞれの音が共鳴し、その混ざり合ったメロディーが自然と体に染み込んできた。


the po
 
 続くtelephoniaはアニメのキャラクターになりきり、各々のセリフを言ってから演奏をし始め、持ち前のハイテンションでメロディーに言葉を合わせながらリズミカルに歌いだした。面白おかしく、けれども真面目に演奏し歌う姿に、誰しもが頬を緩ませていた。


telephonia
 
 3番目に登場したTinK'uは、力強い楽曲の中にどこか切なさを感じる男女のツインボーカルの声が重なって、未知なる空間を作り上げた。その異空間に心を吸い取られ、彼らが放つ独特のエネルギーに言いようのない心地よさを感じた。

TinK'u
 
 音と映像を駆使したgive me walletsのライブはまるで、ひとつの映画を見ているようだった。彼らは全身を覆うように映し出される映像と一体化して楽器を演奏。一曲一曲がひとつの章となり、一本のライブが終わった時、それはひとつの物語として完成する。その独特の空間に、片時も目を離すことができなかった。


give me wallets
 
 お次は若くして、自身の持つエネルギッシュなパワーでグングンと勢力を伸ばしてきているTequeolo Caliqueoloだ。それまでの雰囲気と一変し、彼らのもつパワフルな演奏力と、よく動くパフォーマンスで見るものを楽しせる。どの楽器も主張が強い中で何よりも力を持つ歌声は、各楽器から溢れ出すメロディーを自在に操り、聴く者の心を震わせた。

Tequeolo Caliqueolo
 
 トリを飾ったのは、会場をダンスフロアへと変貌させたココログラムだ。エレクトロサウンドを基本に二人が創り出す音楽は、耳馴染みしやすいメロディーでミラーボール等によって会場をカラーに染め、身体が勝手に踊り出すような空間を作り上げた。その軽快なリズムで現実とはかけ離れた雰囲気を作り上げることによって、会場全体に解放感を与えた。その楽しげなリズムはいつまでも耳の奥で鳴り止むことはなかった。

ココログラム
 
 爆弾低気圧と呼ばれる大寒波が来日し、思わず外に出たくなくなるような日に、足を運びこの空間に居合わせることが出来た人はラッキーだとしか言い様がない。それぞれのアーティストが放つ個性は、見るものに驚きと快楽を与え、身体の芯から楽しませてくれた。その変わらない個性に磨きをかけて帰ってきた時に、この同じステージで次はどう感じるのか、今から楽しみである。
 
(text:鎌田育美/photo:キムラユキ)
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